あのね、声を上げない人には上げられない理由があるのよ。だから責めないでほしい。
DV受けてる人になんで家出ないの?やめてって言えば良いじゃんって言ってるのと同じ。
そして
SNSで声をあげていないから、それが見えていないからその人が何もしていない訳ではない事を理解してほしい。
SNSが全てじゃないんだよ
「夫チャンと2週連続でケーキを食べに行ったんだけど、1回目にヴィクトリアケーキとブルーベリータルトで迷ってね、でもヴィクトリアケーキずっと気になってたな……って考えてたら、夫ちゃんが『ブルーベリータルトにしなよ』って言うから、そっか……ってそっちにしちゃったの。美味しかったんだよ、美味しかったんだけど、翌週にまた行ったときにヴィクトリアケーキを食べた瞬間、『私はやっぱりこれが食べたかった!!』って気づいたんだよね」
という話から、「力強く決定してくれる他者といるのは安心するし楽だ。決断力がない私はついそちらに流れてしまうけれど、でも他者の決めつけにNOと言っていくべきだし、時間がかかっても自分で決めた決断は自分を力づける。そういうことを愛して重ねていくのはすごく私を幸福にする。『てめえは黙ってろ』っていうTシャツを着てみたら、よい方に変わるってひとがきっとたくさんいる」ってことを、全く気負わずにぽや~っと綴れるひとなんですよね(ちなみに夫さんは隣にいて、黙って恥じいるように聞いていた)。
今日お店に来たお客さんで私が好きな夫妻がいるんだけど、「最近の子供は反抗期があんまりないらしい」「へえ~!」という話題から、妻さんが「そうか~友達みたいな親子ってこと? というかそこまで親からの抑圧がないのかな。もしそうならいいことだよね」夫さんが「家父長制的なものが少ないってことか。そうだね、そうあるべきだよ」とサラッと話してて、「家父長制」がサラッと出てくる日常会話が存在してる!!!!! って感動した。
イーロン・マスクが支配するSNS「X(旧Twitter)」は、「シスジェンダー」という単語を侮辱語として扱い、その「シスジェンダー」という単語を用いたアカウントに規約違反として警告をだすようになった…と伝える海外記事。もはやあのSNSはジェンダー・アイデンティティの基本的な説明すらも言及するのが難しくなっており、プラットフォーム自体が差別装置となっています。 #LGBTQ
https://www.advocate.com/news/cisgender-restriction-x-twitter
寅子はアロマンティックじゃないかという解釈は元々あって、勿論それは一部視聴者の勝手な深読みだし、その通りにならないから悪いってことはない。
でもさ、明確にフェミニズム的な作品で「社会的地位のための結婚」なんて言い出すから期待するじゃない。決まりきった恋愛至上主義とは違う結婚を見せてくれるのかなって。結婚のあり方は様々で、必ずしも恋愛感情が基盤じゃなくてもいい、恋愛以外の繋がりも人生や人間関係を豊かにするんだって、そんなふうに描くのかもって期待するじゃん。
寅子は「社会的地位のための結婚」だと言葉ではっきり説明し、優三はそれに同意した。約束を破ったのは優三なのに、世間は寅子ひどい!失望した!と憤る。恋愛感情がないのは卑怯で非人間的だと責める。まさにアロマンティックの人々が苦しんでいる現実と同じように。
それで、なんですか? 『虎に翼』のスタンスも結局、恋愛抜きの結婚は寅子の過ちで、やっと恋に落ちて成長した、晴れて本当の夫婦だね!おめでとう!というさ、そういうこと?
だったら最初から惚れたり腫れたりして結婚してほしかった。恋愛感情をもたないことへの悪口をこんなに目にしなくてすんだ。毎日欠かさず見てる大好きなドラマに傷つけられることもなかった。
色々、アプローチがあるので、個々人が合う形でやっていけばいいとは思いますが(ここからは個人的愚痴)
日本で生まれ育っているのに、「外国籍」・永住者というマイノリティ性の強い属性を持っていると、無意識に差別する人に対話や働きかけをする余裕なんてないに等しいんですよ。
てか、無理矢理余裕作ってる感じですかね。
「ガ○ジン」ってワードを聞いて、怒りを持ってもそれをグッと無理矢理堪えたり。
「それ考え過ぎじゃねwww」って跳ね除けられることもあるので。
まあ、お願いだから、対話や働きかけを促すのは、マジョリティの側であるべきというかなんというか。
それマイノリティの仕事なん?って思うことばかりで。
友人とか親しい人に言えたって、赤の他人なり授業でよく会う「よっ友」に、「それ差別やからやめて」って、言える余裕がないんですよ。
大学入学後から、いやこの国で生まれ育った時から、常にラベリングされているわけなので。
それ俺の仕事なん…っていうことが多すぎるんすよ。
なんで抑圧されていることをわかりやすく言わなあかんねん、なんで大学に要望書書かなあかんねん、なんで俺が声上げな誰も変わってくれへんねんっていう、クソみたいな自己嫌悪と使命感が湧いて出てくるのも、マジョリティが動いてくれないからで…
是非動いてください。
差別に善し悪しなんてない。
差別にゼロトラレンスでなければならないのは、寛容のパラドックスがあるから。
でも、そこに無意識/意識なんかか関係ないし、個々人の問題を問うことも、そうさせている社会(そしてマジョリティ)の責任も、同時に問われないといけないんですよ。
レイシストは言わずもがなですが、こう言ってる僕だってどこか、差別的思考を持っている、あるいは持たされているかもしれないので。
(また天狗の鼻を折るべきかな)
静岡県知事選での上川氏の応援演説。
女性有権者に呼びかけている…のだと思われるが、一文として見ても、あるいはどう切り取ってもダメなメッセージの見本でしかない。
「私たち女性」——「私はあなたの側に立っています」論法の結論が「うまずして何が女性か」。なぜそこで「産む性」を持ち出すか。この粗雑なレトリックの腹立たしさたるや。
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