フォールアウトのドラマ見た。以下、どうでもいい感想。ネタバレ 

Fallout4は人に言いたくないくらいの時間プレイしてて、3、New Vegas、76も触ったことぐらいはある程度の原作ファンとして見た。

思った以上に原作(ゲームのこと)準拠の世界観や美術でその点はすごく楽しめた。50年代の冷戦時代の技術や価値観のままテクノロジーだけ妙に進歩してる世界ね。
シナリオもいかにもFalloutっぽい感じの風刺と皮肉が効いててよかった。
ただ、過不足ないという形で、大きなサプライズというものはなかったかな。

ただ、こういう資本主義批判とか階級批判みたいなのをアマゾンとかいうプラットフォームを利用して見てるのってどうなんだよ、っていう自分自身に対するツッコミが視聴しながらわきあがってきて複雑な気分になりましたね。

放射能ジョークは原作に比べるとかなり控えめかな、と感じた。意外と気を使ってるのかも。

クリーチャーがあんまり出てこなかったのは少し残念だったかな。ラッドローチとヤオ・グアイとウーパールーパーぐらいだったよね?最後にデスクローの骨が出てきて終わったので次のシーズンに期待かな。

フォロー

つづき。いちおうネタバレ 

あとちょっと気になったのが、「アジア系」の人物がいちおう出てはいるんだけれど、一切セリフなしで、本当に背景でしかなかったところかな。別に重要な役でアジアンがいないのが不満っちゅーわけでもないんだけど、アカデミー賞の騒動の後だと、こういう背景としてしか存在してない「アジア系」の描写ってちょっと気になるよね。一応、ジャンク修理屋の人で一言ぐらいセリフがあったキャラもいたかな?

作中に出てくる悪役のやってることはリアリティーを感じないぐらい邪悪で、平気で大量虐殺とかやってるんだけど、そのぐらいのやつらが普通にいる現実の世界を考えると「こいつら所詮フィクションのキャラじゃん」って具合でショボく見えちゃう部分があるよね。
あとは、この作品ではそういった悪役が企業の重役として描かれていて、政府の影がきわめて薄いところも、現代に対する風刺として捉えた場合には物足りない部分ではある。
そもそも原作もわりとそういう感じなので作風としてそうなるのも自然な感じはするが、政府よりもむしろ巨大企業が肥大化して世界を支配するっていう世界観はなんか80年代とか90年代っぽい古さを感じてしまう。

フォールアウトの本編とは関係ないんだけど、エンドクレジットでTODD HOWARDの名前を見た瞬間、「これはぜったいに名作なんだ、俺は超おもしろいゲームを今やっているんだ」と自分自身に必死に言い聞かせながらスターフィールドをやっていたときの思いが蘇って、ちょっとイヤな気分になりました。

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