通勤中の読書、中村哲の『アフガニスタンの診療所から』を読み終えたので、今日から田辺聖子の『残花亭日暦』を読む。

おくのほそ道を読み終わった。最後、突然大団円を迎えて、俺の旅はまだ続くぜ!で終わるの連載マンガの最終回みたいで面白かった。とにかくあれだけの旅程をコンパクトながら印象深い文章で書き上げるのすごい。文語の表現ならではという感じもする。漢文の素養もあると表現が簡潔に済むので便利だな。そして芭蕉や門人たちの句が出てくるんだけど、やはりひときわ芭蕉の句はすごいことがわかる。鮮やかにきまっている。



昨日『定家明月記私抄 続篇』読み終えた。

定家直筆の書が見つかったというニュースが報じられたとき、ちょうど『定家明月記私抄 続篇』で後鳥羽上皇を怒らせて勅勘により謹慎していた定家が歌論書を書いてるあたりを読んでたので個人的にタイムリーで興奮した。確認したら『顕註密勘』と書いてあって、まさにこれやん、となった。

彰子が無事出産して、儀式や祝宴がつづく。宴が始まったら、歌を所望されるかもしれないと女房たちが口々にぶつぶつ準備し始めるの、大変だな。

道綱の娘(宰相の君)が中宮彰子の産む子の乳母となるのか…。紫式部がその美しさを称えている。宰相の君が衣被って寝てるところを式部が衣めくって「物語の女君みたいですね」「起こすなんてひどい」って軽口言いあってるの良き

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