長年被虐待児に関わってきた鷲山先生の名著で、対人支援に関わる人の必読書。
熱い志を持った支援者は子どもの家族を責める。
子どものためと家族を責めたからといって問題は解決せず、かえって支援者の前から家族ごと消えてしまう。
障害がある家しかり、精神病のある家しかり。
なんであれいつも責められるのはお母さんで、お母さんは家のなかでも夫や家族親戚から責められ、保育園や学校
でも「できない嫁、使えない嫁」と責められる。
父親は何をしているのかとは責められない。
誰もお母さんの苦労をねぎらいは
しない。
そのような支援は誰も幸せにしない。
支援は相手より下の立場からその人の踏み台になり支える。
指導は上から言いたい放題、よほどできた人以外暴力である。
支援者たちへの自戒をこめた本。
ぜひお買い求めください。

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