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職について 

人生であんまり職を保持してないから言えた義理ではないのだが、今自分の人生のこの時期になってほんとに「職に貴賤がない」ということが感覚で理解できてきた。みたいな気がする。

言うて我々は「職に貴賤がない」というコンセプトは理解していてもどっかでなんか貴賤を内面化してるというか社会的に高い職と低い職があるよね、みたいな概念は持っているもんだと思うけど、そういうことは了解したうえで心の底からまあそういうことは私には関係ないかな、という気持ちになってきた。私はどんな職をもっても基本的には大丈夫な人だと思う。私には私の人生を生きるための思想というか世界を見るレンズみたいなものがあるから、どこにいてもだいたいは大丈夫。

しかし 

なぜ私がそういう思想的なものを持てていて人生大丈夫!みたいなスタンスでいられるかというと、それは私の手柄とかではなくこれまで長いあいだ勉強をさせてもらったりいろんな国に行ったり住んだり一時期アホほど映画を見たり目立ったハンデもなく健康に生活できたりひらたくいうと恵まれた人生を送ってきたがゆえの産物なので、無形の資本というべきなんじゃないかと思う。私はあんまりお金を稼がないから有形の資本を形成するような人生ではなかったけど、無形資本はかなり形成した。資本もってるマンの自覚をもって社会還元などしていきたい所存ある。

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