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「Poor Things」見てきた。楽しかった! まあなんか意味とかメタファーとかいろいろあるんだろうけど私にとっては”小さい家を飛び出して世界を見に行こう”映画だったのですごい楽しかったです。冒険は楽しい。そこで見るものが美しいかどうかに関わらず。

「Poor Things(哀れなるものたち)」 

やっぱこう、旅…というか人生の楽しさって、なにもそこで美しいものを見たとか、おいしいもの食べたとか、素晴らしい人に出会ったとか、キラキラ体験ができたとかそういうことじゃないなって私は思うんですよね。

ベラの旅ってある意味ではクソみたいな男にひっかかって家出して結局遠い街の娼館で働くっていう典型的不幸というかダメ・オブ・ダメみたいなやつなんだけど、ベラの視点から見たらそれはアドベンチャーであり発見に溢れたすごい楽しいものだったなって。

そこで見たのはクソ男性であったり虚飾であったり不平等であったり全体的にグロい世界だったかもしれないけど、そういう世界を歩くのは楽しいことでありうる。人生は、世界がどうであるかだけに決定されるものではないので(それが人間の主体とか主観というものなので)。

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