最近読んでる(聞いてる)本は「Adverse Events: Race, Inequality, and the Testing of New Pharmaceuticals」ていうやつで、アメリカにおける新薬開発の治験第I相試験(健康な被験者で薬の安全性を確かめる段階)をいったいどんな人々が受けていてそこで何が起こってるのかをフィールドワークした社会学的研究なんだけど、めちゃおもろい。年中治験に参加してるプロ被験者の人々がいるんだけど、それがいかに社会的マイノリティに偏っているか、それによって治験結果自体がいかにあてにならないものになってるかといったことが詳しく論じてある。治験、闇深い(というか社会自体の闇を反映してるだけともいう)。 #本