「ニモーナ」私が良いと思ったのは、
結局千年前のヒーローであるグロレスが間違っていた、というとこで。ああいうのって、そもそもの始祖様の教えは正しかったのに継承される過程で歪んで伝わって…みたいなパターンあるじゃないですか。あれって宗教的(※神は正しいのに信徒が間違っている)だし、この世界自体…つまり違うものを恐れる我々のもっとも原始的な感覚や教え自体が間違っている…ということから目をそらしてしまうと思うんですよね。
「ニモーナ」においてグロレスが間違っていた、その間違いの上に一千年の誤った社会が築かれてしまった、というのはすごく大事な設定だと思いました。一千年間この社会が根本的に間違っていたなんて今さら認められない!なんていわないで、認めれば今からでも変えていけるから。#映画