3)少し前まで「国債価格の暴落で金利急上昇しハイパーインフレ」などと煽る意見が見られた。しかしこうして実際に国債価格が下落し始めた現在、逆にこうした意見は目立たなくなってきている。それは何故か。
私見では、こうした意見が所詮「危険煽りのポジショントーク」に過ぎないからだ。
即ち国債の売買を生業にする立場だと、日銀が国債を買い占めると品薄状態になり商売あがったり。だから日銀以外の国債所有者に少しでも売らせようとポジショントークをする。しかし実際に日銀が買入れを減らすと品薄状態は緩和されるのでポジショントークの必要性は減る、という訳。
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