【週間PseuDoctor】【医学】【表現】「小田隆さんの絵画の凄さ https://twitter.com/studiocorvo/status/1784621485665251484 」:まぁ解ってる人には今更言うまでもないんだけど、最近こちらの「手」にイチャモンを付ける人が目立つので、病理解剖も担当している病理医の立場から少し書いておきたい。
まず、全体像を見れば、この手の持ち主が現在どういう状態にあるか(敢えてぼかして表現している)推測できよう。その上で手を見てみる。乾燥した皮膚と皮下組織、皮膚は弛み皮静脈と腱が浮き出して見える。更には筋の硬直により指が曲がったままになっている。
私が初めて(ネット上ではあるが)見たのは手の部分だけだったのだが、一瞥しただけで「持ち主の状態」が推測でき、正直言って鳥肌が立った。なので(以前から知ってはいたが)改めて小田さんの(医学に裏打ちされた)表現力に舌を巻いた次第。
この際だから言っておくと、私自身は医師で医学博士、非常勤ながら某国立大学医学部で教鞭も取っている身だが、その私でも基礎医学の一分野である「運動器のマクロ解剖学」に関しては小田さんの足元にも及ばない。
その点は明言しておく。彼の絵画をdisってる奴は恥を知れ。