【週間PseuDoctor】【科学】【教育】【経済】「そろそろ『専門知や専門技術を軽視しまくったツケ』を払う時期に来ている」:そう感じる事例が相次いだ。まずは「深海探査船の新規製造技術が既に失われてしまった」件 https://twitter.com/chageimgur/status/1782379832707547475 。その直接原因は予算が付かなかった事。
これだけでも十分に酷い話なのだが、更に恐ろしいのはこれが氷山の一角に過ぎない点。
続いては中教審で慶応義塾大学の塾長が「国立大学の学費を150万に値上げ」と主張した件 https://twitter.com/ishiwatarireiji/status/1781122923333640695 。彼がこの様に主張した原因は明らかで、要するに自分たちの学費をもっと値上げしたいから。
その事は、慶応大学の学費の伸びが国立大学のそれを遥かに上回っている事を見ても明らか https://twitter.com/mo0210/status/1781329468700991597 。しかしこれを「国立vs私立」の対立軸に嵌め込んでしまうと本質を見誤る。確かに塾長の態度は自分勝手に見えるが、その背景にあるのは「教育に金を出さない」政府の方針。
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言うまでもなく「教育は国の礎」であり、その受益者は社会そのもの。だからこそ教育には可能な限り公的な支援を充実させるべき。しかしとにかく金をケチりたい財務省にとっては都合が悪い。そこで「教育の受益者は学生」などと事実を捻じ曲げる https://twitter.com/tam_ps23/status/1780927198272348586 。
そう考えてみると、やはりこれも一つ目の件と合わせて「財務省の悪行三昧」の一環だと解る。
そして先週バズった「ひやっしー」の村木風海氏の件 https://twitter.com/_pseudoctor/status/1780609448584822930 。こういう輩が専門家扱いされている現状もまた「真の専門家軽視」の一形態と言えよう。
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