【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「円安が進行、34年ぶりのレベルに」:本件に関しては昨年 twitter.com/_pseudoctor/status と殆ど同じ意見だが、3点指摘したい。
1)円安と言うよりもむしろドル高。まぁ確かにバーツなどに比べても円安傾向だが、一方でユーロドルを見るとドル高傾向が続いている。
その事を裏付けるかの様にニュース等でも「日米の金利差が意識され円を売ってドルを買う動きが~」の如き解説がされる。まるで米国以外の外国は存在しないかの様。更には「米国経済が好調なので金利を下げられず」とかも言われる。これだけを取り出せば確かに正しい。即ち「好景気の時は高金利、不景気の時は低金利にする」という金融政策の基本だ。しかしその一方で、日本は未だ景気回復の途上にあるにも拘らず日銀に対してはやたらに「金利を上げろ」という圧力が強い。専ら米国側の要因に対する態度である事と併せて、二重の意味で矛盾していると考える。
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2)円安はトータルでは日本経済に有利。これは日本経済(の対外的な部分)の主体が「原材料を輸入して完成品を輸出する」という形態を取っているから。
3)何かと言えば為替介入の話ばかり。何度でも言うが為替介入とは一時的な措置に過ぎず、長期的なレートはファンダメンタルで決まる。
逆に言えば、円安(ドル高)が進んでいるのは米国経済の好調さの証。だから為替介入はあくまで一時的な措置と心得て、日本も経済力をつける為の政策を継続的に行う必要がある。即ち(植田日銀の方針とは逆の)金融緩和の継続と(財務省の方針とは逆の)国債を財源とした持続的な財政出動。
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