【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「日銀は3月か4月にマイナス金利を解除するのか？」：まず原理原則を確認しておく。日銀の目的は日本経済の安定と発展にある、筈。その原則に基づけば「○月に解除するのか」などという問いの立て方自体がナンセンスである事に気づく。即ち
「日本経済が解除できる状況になったら解除する」のが正解。故に「何月なのか」と問うのは、政治的圧力により日銀の政策判断を歪めようとする動きである可能性が高い。例えばこの片岡剛士さんの発言 https://twitter.com/kataokagoushi/status/1767335865469317587 も、まさに同様の見解に基づくものだと考える。
こうした動きを強く警戒すべき理由は3つ。
1)早すぎるマイナス金利解除は、ようやく復活しかかった日本経済に無視できない悪影響を及ぼす、確実に。
2)日銀の独立性は政治や社会の圧力に左右されるべきではない。
3)最大の問題は、早すぎる解除により日本経済が腰折れした場合に、その全責任が日銀に押し付けられる恐れが極めて高い点。何度でも言うが、景気回復の為には国債増発を原資とした財政出動が極めて効果的。それをさせない財務省が日銀に責任転嫁するのだけは避けなければならない。