感想 映画 One & Two(邦題:シークレット・チルドレン 禁じられた力) 

未成年への虐待や、病気の発作のシーンがあるので注意。
兄のほう、地味な格好と農作業の汚れで、ティモシー・シャラメだとわからなかった。
すっきりしない結末。その後どうするんだ…。
最初から最後までモヤモヤする。原因も解決もないのがリアルなのか。
SFなのか、伝奇なのか。閉鎖的で文明から隔離された生活の心理状態の隠喩なのか。
米国映画でのアーミッシュ描写、日本の因習村みたいに不穏な感じがする。
ホームレス生活や児童養護の描写が少しある。ホームレス状態の人のギター演奏と歌がかなりうまい。

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感想 映画 One & Two(邦題:シークレット・チルドレン 禁じられた力) 

映画 One & Two、やはり父子関係や子離れがテーマなのだろうか。
家庭という要素が、簡素な生活によってきわ立つ。大人が大人に相談できない隔絶された核家族のつらさ。親はなくとも子は育つというが、子どもの保護者が、若者の相談役へと、役割を変えることの難しさ。
母親は保護者として十分な態度だが、父親は自分が家族を守れる男になれないことに不安を抱いている。
日本のアニメ作品だとエヴァンゲリオンのゲンドウ、ユイ、シンジ、レイみたいな関係かもしれない。
邦題は超能力もののエンタメ要素を期待させるが(「地球幼年期の終わり」のような)、ファンタジーの要素を取り入れた純文学寄りか。
原題のoneは父親、twoは子供達だろうか。ひとりとふたり、みたいな。1ボール2ストライクではない。

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