感想 映画 One & Two(邦題:シークレット・チルドレン 禁じられた力)
映画 One & Two、やはり父子関係や子離れがテーマなのだろうか。
家庭という要素が、簡素な生活によってきわ立つ。大人が大人に相談できない隔絶された核家族のつらさ。親はなくとも子は育つというが、子どもの保護者が、若者の相談役へと、役割を変えることの難しさ。
母親は保護者として十分な態度だが、父親は自分が家族を守れる男になれないことに不安を抱いている。
日本のアニメ作品だとエヴァンゲリオンのゲンドウ、ユイ、シンジ、レイみたいな関係かもしれない。
邦題は超能力もののエンタメ要素を期待させるが(「地球幼年期の終わり」のような)、ファンタジーの要素を取り入れた純文学寄りか。
原題のoneは父親、twoは子供達だろうか。ひとりとふたり、みたいな。1ボール2ストライクではない。