METライブビューイングの『つばめ』を見に行くぞ。
『カルメン』のミカエラ役が素敵だったエンジェル・ブルーが主役なので。ゴリゴリのヤン・トーロップやクリムト風の耽美な舞台美術があるので。

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感想 METライブビューイングの『つばめ』 

見る前は主人公マグダの迎える結末に憤りを感じていた。
見た後は、予想以上に良かった。
オペラだけど誰も死なない。ちゃんと話して合意する。別れた後も、それぞれ人生が続きそう。
エンジェル・ブルーは優しくも行動力のある役にぴったり。スカップッチの丁寧な指揮も、軽やかかつ複雑な物語を楽しませてくれた。
割り切ったお付き合いをする大人が初恋のときめきを求めてしまう話。
特典映像の解説で1920年代の設定と言っていたような。大戦の時代を背景に、恋愛という人間らしさが描かれる。
舞台装置や衣装も豪華だった。古代ローマのモザイク、アール・ヌーヴォーの植物紋様、ウィーン分離派の退廃、アール・デコの軽やかな幾何学模様、シルクハットもあり、モガのワンピースもあり。
shochiku.co.jp/met/program/553

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