感想「ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?」
想像していたのと少し違ったけど、一気に読み終わった。
ラチョフやビリビンや欧米の古典風の装画。ウォンバットの生態の話と思いきや、半分は研究活動とその意義や市民教育の内容だった。
そのあたり、前野ウルド浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」に構成が似ている。文章のノリも。
写真のヒメウォンバットがやはりずんぐりしていてかわいい。しかし野生生物なので時に獰猛。そして蔓延した病気の苦しみや人間からの加害…
うんちが四角い理由には納得。
ウォンバットの研究も、人間が地球環境のいちぶである学びにつながる。
その他の有袋類への言及もあり。