それはフェミニズムではないな?
NHKの日曜美術館の、棟方志功が版画家として大成するまでの話を流し見していた。
(有名な作家だし、家事の単純作業のついでに)
表現主義が流行した欧州でも人気に、というのは納得だった。
裸婦をモチーフにすることについて、中高年女性の専門家が、棟方のフェミニズムだと思います、単に女性が好きなだけかもしれませんが(笑)と言ったのに違和感を覚えた。
自分の理解では、フェミニズムは、就学、就業、政治など社会活動における男性偏重や、性別による差別を是正しようという運動。
芸術作品で裸婦の作品が多い男性作家を、フェミニストと呼ぶのは違うのではないか。
印象的な言葉としてフェミニズムと言いたかったのか、高学歴の中高年の女性にも社会問題として捉えられていないのか。
モヤモヤするが、関心はあっても自分も誤解があるかもしれないので、研究者の本や、積読している『僕の狂ったフェミ彼女』などを読もう。