稲むりさんはこの曲で初めて知ったけどやっぱり合成音声の「音」としての使い方がすごく自覚的で素敵。0:44あたりからの足立レイの声(音)の使い方とかめちゃくちゃ最高……
稲むり「レトロフューチャー・ビーイング」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42044823
ボカロを能動的にチェックするのってそれなりに面倒ですが、6年続いてるのはやっぱりいい曲に定期的に出会えるからだなって思います。
今日会えたこの曲とか、合成音声が楽曲の音と溶け合っていてずっとこの世界に漂っていたい……
稲むり「雑踏の気持ち」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44246685
@ttt_cellule あやや……生兵法の三幕構成に当てはめてみただけなので!(でも映画好きの藤本タツキなら、ハリウッド御用達の三幕構成くらい勉強してるだろうな……とは思います)
・ルックバックのPP①は京本との出逢いによって藤野が自分を「描く」ひとなんだと自覚するところ。そこらから「描く」という本作のメインテーマが前傾化する。
・劇中最大のショックとなる通り魔事件がMP。だから、衝撃的ではあるけどテーマに直結はしてはいない。
・その少しあと、藤野が京本の自宅の部屋の前で「描かなければよかった」と思うシーンこそが作中テーマを揺るがすPP②になっている(PP①の対照にもなってる)。
・だから第三幕を経ることで、藤野がふたたび「描く」ことには意味があったのだと思い直すラストに至り、テーマへの答えが示される。
第一幕のインサイティング・インシデント(藤野が京本の絵に驚愕する)、キイ・インシデント(京本にファンだと告げられ漫画家を目指してると言っていまう)も完璧だし、これ脚本術の教科書じゃないすか……!?
◆SF・幻想小説を書きます。中央公論新社『長安ラッパー李白』に「西域神怪録異聞」掲載。ほか「エリュシオン帰郷譚」(Rikka Zine)、「文学少女生成デスゲーム」(anon press)、「絶対思想破壊ミーム小夜渦ちゃん」(沈んだ名)などがあります。 ◆VRChat用ゴシック人外アバターをつくります。boothショップ彼岸のプロムナードにて「ゴシックドール ナラカ」「神骸アルラト」「御影夜ミクラ」「屍姫サナクタ」を販売中です。 ◆阿部共実、浄土るる、矢部嵩、ピノキオピーなどが好きです。