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どこに軸足を置いて生きていくのかは人によって異なるので、そのすべてに反論するのは難しい。ただし何点か押さえておくべきポイントはあると思う。たとえば以下。
①アメリカ自身が「世界の警察」を辞めたがっているということ。これが安全保障において、最も重要な点だと思う。
②数万人の子供を「テロリスト候補」として殺すことは国際法のみならず、いかなる理屈によっても正当化されないということ。民間人への攻撃はたとえ巻き込みであっても駄目なのに、民間人を直接ターゲットにするなんていうのは前代未聞。常軌を逸している。
③イランはあくまでもイスラエルと敵対しているのであって、パレスチナと「提携」しているわけではないということ(ハマスからのイランへのアプローチがあったのは事実)。実際、イランはガザで3万人近くなくなっても、自国の大使館が攻撃されるまでは「静観」していたでしょう。
だから「パレスチナのバックにイランがいる」から西側の秩序を守るためにイスラエルを支援する、という理屈は成り立たない。
④ネタニヤフ自身が「文明と野蛮」という定番の比喩表現で、ガザでの虐殺を紛れもないパレスチナの植民地化の一環であることを自白している。
⑤客観的に言って、この世界には「聖なる土地」や「(神によって)選ばれた人々」は存在しないということ。

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