小沢健二と渋谷系の話題がたまたま続いたから誤解されたのかもしれないけど、私は別に90年代のサブカルなんてどうだっていいんですよ。これといって愛着がない。「サブカル」自体、本来は門外漢ですから。ストゥージズの『ファンハウス』とかスライの『暴動』とか「サブカル」に含まれるであろう特定のカテゴリーの中で、好きな人はいっぱいいますけど、周辺文化はわりとどうだっていいんです。私にとってなくなったら困るのは、音楽で言えばバッハの『音楽の捧げもの』とかギヨーム・ド・マショーの『ナルシスの鏡』とかですよ。でもそんなもの人気ないし、晒したところで誰にも関心を持たれないから、こういうところではポップミュージックの話をするっていうだけで。何か根本的に誤解されているような気がするんですよね(気のせい?)