きれいな皮肉のお手本のような文章を見つけた。『ベスト・オブ・レナード・コーエン』ライナーノーツより「電線の鳥」について。
「ギリシャで書き始め、1969年頃、何もかも一緒にハリウッドのモーテルで仕上げた。数行、オレゴンで書き換えている。どうやっても完全にならない。ナッシュビルのある作家から私が一部メロディーを盗んだとクリス・クリストファンが教えてくれた。彼はまた、墓石に最初の数行をきざむと言ったが、もうそうしてくれないと、私は傷つくだろう。」
上品で、誇張がなく、それでいてきっちり急所に刺さるような鋭利さがある。今のインターネットで簡単には見つけられなくなったものの言い方だと思います。