タイの思い出(ちょっと長い)
さっき寄ったタイ食堂、本当にタイの街角の食堂感満載で嬉しくなった。
聞くと店の人はタイ北部のメーサイから来たという。
大昔、その国境の街メーサイに行ったことがある。
現地人に紛れるように、タイで買ったビーサンを履いて、バッグ代わりにカサカサのポリ袋を持って、カメラは持たずに国境に出かけた。
国境は川で向こうは当時ビルマという国だった。
その頃ビルマは緊張していてタイ側の警備2人に対してビルマ側は5人くらいいて、全員が銃を持っていた。
タイ人とビルマ人はその国境の橋を渡って行き来できると聞いて渡ろうとした。
その時のツレとそれぞれ距離をとって橋をビルマに向かって歩くとツレはビルマの兵士に「Go back!」と大声で言われて苦笑いで引き返したが、私はひとりで渡れそうだった。急に恐ろしくなって踵を返すとビルマの兵士の全員の銃が一斉に私に向いた。
涙目で必死に走ってタイ側に戻った。
今日までに銃口が自分に向いたことは後にも先にもこの時だけだった。
ていう思い出を思い出した。
タイの思い出(ちょっと長い)
やれやれと思って買ったカレーと餅米を川辺で座って食べていると、目の前を丸太につかまって人が流れている。
その間ずっと目が合っていたが、私の頭の中は???だった。
あとで考えたら亡命だったんじゃないか?
そのあとどれくらい経ったかは失念したが、軍事クーデターがあってビルマはミャンマーになった。
とりとめもなくこんなことを思い出してた。