あと最近感じるのは、個別の社会運動の中にある矛盾や欠点、社会派のドラマの欠陥なんかにはものすごく厳しいけど、政府や公権力の暴走ぎみな危険状態にどんどん目が行かなくなっている傾向が強くなってること。
プロフェッショナリズムの否定もあるとは思うけれど、公権力を「自然の摂理」みたいに捉え過ぎな日本の人が多いのでは。そうではないってことが根本的に理解できてない(教育もしない)のもあるけど、だから抵抗もしないし、「自然災害に右往左往する」みたいな反応しかできなくなっているのでは。そこには疑問がないのかな。人が作り出してるもんでしょ、っていう前提抜けすぎ?
調査報道するべきメディアが機能しなくなりつつある(メディア全般を「マスゴミ」呼びするキャンペーンが大ヒットした→反知性・陰謀論が広がる土壌が生まれた)し、そこがグチャグチャになり新たな狩り場みたいになってしまったことによる損失がデカいんだなと思う。