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『魔術の歴史』 Chris Gosden 松田和也翻訳
前半のほとんどが考古学的な発見の紹介で、そのあたりがよかった。魔術の証拠というより、超自然的な効果を期待していそうな儀式の形跡(動物と人間を融合した仮面のようなもの、墓のレイアウトなど)。あつかっているのはユーラシア、アフリカ、中国、オーストラリアそれぞれの先史時代や古代から。写真、絵もあり。

量子力学が観察者の世界への参画を意味している、現代のネオ魔術だ、みたいなあたりはどうもあやしいと思った。さいわいこのような部分はおまけ程度。

hanmoto.com/bd/isbn/9784791775

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