イ・ラン オンニの満を持しての10人編成ライブに行ってきましたが、めちゃくちゃめちゃくちゃよかった。。。
フェミニスト・非婚・クィアをアイデンティティとするオンニ・クワイヤの「光」(歌詞は聖書の一節からとられている)からはじまり、『オオカミが現れた』を中心とした選曲が続き、「ひどいことになる前にみんなで死のう、滅亡しよう」と歌う「患難の世代」や「イムジン河」で泣いてしまった。
明るくてユーモアがあり、聡明で無邪気で本当に魅力的な人なんだけれども、生きることの苦しみや過酷さに毎秒毎秒正面から激突して、大声で泣きながら生きているような人でもある。ライブを観ていても、もしもオンニをかろうじて支えているものが折れてしまって、生きることを諦めてしまったらどうしようとおもって怖かった。もしそんな日がやってきたら、わたしはこの世界を心底憎むだろう。いつもオンニの幸せを願っています。
「アンコール、ハケてまた戻ってくるのは面倒くさいからこのままやります」と言って、最後はめちゃくちゃ笑顔で歌ってくれてよかった。でもそれを伝えられたクワイヤのメンバーはめちゃくちゃ驚愕の表情でした。もうハケていた人もいたし。
終演後、サインをもらったんですが、「名前は何ですか?」と訊いてくれ、韓国語の意味を教えてもらいました。
やっと『越後奥三面』観ましたがよかったです。奥三面って片口箕と丸箕両方使ってたんですね。団子刺しで臼や鳥のかたちのだんごを木の枝(栗となにか)に刺していたのも興味深かった。あとこういう儀礼にやたら栗の木を使っていたのも気になる。
民映研現代表の小原さんのアフタートークでは、「民映研のドキュメンタリーは再現型ドキュメンタリー。ビニールシートやバケツを使っていると、『これ使う前は何使ってたんですか?』『筵/桶だ』『もうないんですか?』『納屋にあるよ』と出してきてもらって20年前を再現してもらう」と話していた。
ただ館内が異様に寒く、アフタートークは最後まで我慢できずにトイレに駆け込みました。位置関係とかだったんだろうか。残念…
主に壁打ちです あらゆる差別と戦争に反対
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