"天海の秘宝 上 (徳間文庫)"(夢枕獏 著)
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100年前に死んだはずの宮本武蔵を名乗る異様な辻斬り、盗賊団が跋扈する江戸時代、主人公からくり師吉右衛門はさまざまな怪異を目撃し…という話。
夢枕獏の伝奇小説系にしてはだいぶ現実的なラインに収まってるなぁ…と思ってたら後半!😂
ただ上巻はものすごーーくワクワクしたんだけど下巻はなんか描写が荒っぽいというか…。
上巻の異様な宮本武蔵描写とかがホラーで楽しかったんだけど。
下巻になって展開自体は奇想天外なんだけど、個々のホラーみと魅力は小さくなった感じがする。
途中で吉右衛門について「この言葉を使うのは違和感あるな…」というのが最終的に回収されたのは楽しかった。