Twitter利用者のMastodonへの流入ですが、主にMastodon公式アプリで新規アカウントを作成する際に選択するサーバリストにより、国内ではmstdn.jp、fedibird.com、vocalodon.netが候補に表示されるため、そこから選ばれることがほとんどです。
これは、MastodonひいてはFediverseに不慣れな人をひとまず受け入れる入口として設定されているものです。
mstdn.jpはカオスすぎる!
fedibird.comは汎用すぎる!
vocalodon.netはボカロ専門!
ということで、ここからが、どちらさまも本番ということになります。
Mastodonはわかったが、ミスマッチがある、より自分にあった場所を探している人をみつけて、情報を交換し、声をかけあって、いろんなサーバに誘導しましょう。
サーバーの情報源はいろいろありますが、まずは #サーバー紹介 というハッシュタグを辿ることをお勧めします。
これは、自薦・他薦のいずれもありますが、SNSの投稿による情報ですから生きた情報で、情報の鮮度が判断しやすく、踏み込んだ情報が得られます。
さきほどのDMの話とも関連しますが、
フォロワー限定の投稿を安心して運用するために、フォロワーはよく選んで下さい。
特に、FollowBotやGhost、素性の怪しいアカウントに注意してください。
FollowBotやGhostは、あなたをフォローして投稿を集めます。
この時、公開している投稿だけを収集するのであればまだいいのですが、フォロワー限定の投稿も一緒に収集しています。
一見するとBot自体は無害に見えるかもしれませんが、受け取ったサーバ側で悪用されることもあります。Botの所属サーバも判断材料です。
素性の怪しいアカウントは、身分を隠したストーカーかもしれませんし、保護者や学校の先生かもしれませんし、国家の捜査機関かもしれません。
FedibirdではBotフラグのついたアカウントはフォローリクエストになってワンクッション入りますが、Botが必ずBotフラグをつけているとは限りません。
全部公開で投稿するつもりの人はあまり気にする必要はないですが、肝心なときにフォロワー限定が機能しなくなることは留意しておきましょう。
#fedibird にはローカルタイムラインがないので、どんな人が登録しているか全然みえないし、気付きもしないっていう特徴がある。
だから、荒れてるとか、特定傾向の人が多いとか、考えなくて済む。
でも、連合タイムラインにはみんなと混ざって表示されるし、
連合タイムラインはfedibird.comの人たちがフォローした相手が相当な割合で含まれるので、もちろん影響を受けている。
いくつかのリレーに参加しているので、まったく誰もフォローしていない投稿も表示されるし、公開の投稿をすれば他のサーバにも流れていく。
分厚い連合の流れがあって、その中から購読する。
キーワードやハッシュタグでみつけてもいいし、サーバー単位で購読してもいい。
公開で投稿すれば遠くまで届きやすく、公開範囲を絞れば静かな空間を維持できる。
Fedibirdは、連合するFediverseに参加するタイプのサーバ。
いいかいみんな、相性の悪い人とは距離をとるんだ。ブロックがお勧めだ。
Mastodonのブロックは、相手をいないものとして扱う。こちらも見えないし、相手からも見えない。
違うアカウントからはみえるよ? でも決して見に行っちゃいけないよ。忘れるんだ。
お付き合いでフォローしつづけるのはやめるんだ。合わないと思った人はブロックして、そのまま解除しないこと。
いつも気の良いやつなのに、不機嫌な話題に夢中になっていたら、ミュートする。
Mastodonのミュートは、ミュート期間を指定できる。自動解除されるから、6時間とか1日を指定しておくといい。
嫌いにならずに済ますことが大事だ。
フォローしている人のブーストが合わなかったら、その人のブーストだけを隠すことができる。
ブーストを隠してみて、それでもダメならさよならだ。ブロックしよう。
フォローは好きにしていいが、フォロワーには気をつけよう。
フォロー承認制にして、承認する相手を選んだ方がいい。
フォロワー限定で投稿しても、見せたくない相手が含まれているのでは意味がない。
その上で、公開とフォロワー限定を使い分けよう。
Mastodonには、招待URLを発行する機能があります。
サーバによって事情は異なりますが、許可されている場合はユーザー設定のメニューのこのへんにあります。(添付画像参照)
招待URLを使って登録した場合、招待者をフォローした状態でスタートしてもらうことができます。
「登録したら私をフォローして」とお願いせずに、すぐにご案内できるようになりますので、ご活用ください。
その人が登録したら、フォロー通知が来るので、わかりやすいというのもあります。
アプリを経由しない導線なので、ブラウザだけで登録を済ませられるというメリットもあります。(デメリットになりますが)
Mastodonサーバの選び方について
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Mastodonは分散SNSとして設計されており、うまく分散したときにその強みを発揮します。
これまで皆さんは、もっとも有名で、人気があり、人がたくさんいるサービスを選択するのが良い選択だと考えてきたと思います。
Mastodonではこれは必ずしもあてはまりません。むしろ、そういったサーバの利用は避けて、中規模のサーバ、あるいはより小規模なサーバや、自分だけのサーバを選択する方が良いケースがたくさんあります。
Mastodonのサーバは利用者が多いほど維持に多くの努力とお金がかかるにもかかわらず、お金が儲かる仕組みにはなっていないため、バランスが悪くなっていくためです。
大きくなりすぎて様々な弊害を生んでいるTwitterのような大規模サービスの問題を解決するために、それをより小さく分割し、小さく管理することが、Mastodonの出した答えなのです。
みなさん、mastodon.socialの動作が遅くてもがっかりしないでください。もっと快適に動作する、中規模のサーバに引っ越しすることで解決します!
(英語圏向け投稿の原文) [参照]
プトオク