「日本国民もまたファシズムの被害者であった」という筋書きでもって、戦後日本は大日本帝国とは違うよという「ことにして」免責したわけだけど、じゃあそれで現状日本人は総体として何をしていますかと言われれば、どこ行ってもヘイト本や歴史否認主義本が並び、政治家はなかよしこよしで戦争神社に参拝、外務省が率先して「歴史戦」などという恥知らずな策動をし、そんな政治社会状況がもうずっと続いていてあんまり変わる気配もないわけで、「日本人も被害者でございました」では、そりゃまあは?なに言ってんだ?としか思えませんわ。個人的にはね。
まあ同じ事象であっても、立場によって見え方は大分違うわけです。わたしの立場からは、現代日本の皆さんは「総体としては」、現在進行形で、意識的・無意識的に二次加害に荷担ないし少なくともそれを容認はしているように見えているわけでして、その辺は共感や同意はしてらわなくても全然構いませんが、了解はしてほしいなあと思います。