映画『大河への道』を視聴。
原作は立川志の輔さんの落語。
面白い話だなぁ、本当に大河ドラマにならないかなぁなどと大笑いしながら聴いたのを覚えている。
大河ドラマ化は実現していないけれど、映画にした中井貴一さんすごい。
思い返せば、志の輔さんの落語を聴いたのは、東日本大震災後の気仙沼寄席だった。
街にはまだまだ震災の被害も残る様子ではあったが、笑顔の多い気持ちの良い集まりだった。
地元を盛り上げようとする点が落語のテーマとも通じて、笑いながらも自分事にあてはめて聴いている人もいたのではないだろうか。
今の日本にはあの頃のエネルギーは残っているだろうか?
あのエネルギーは、みんなの期待とはどこか別の方向に進んでしまったのではないか?
映画を見ながら、この十数年をちょっと残念な気持ちで振り返った。