プロジェクト・ヘイル・メアリー 読了ドドドドド名作
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グレースとロッキーに萌え萌えにならずにおれるか???
過去が徐々に思い出されて世界に起こっていることが分かり、グレースが振り回されつつも重用された状況を追いかける楽しさと謎が解明されていく面白さを上巻半ばまで味わって呑気に「すごいおもろいな〜」と思っていたところからの”異星人”ぶったまげましたね
グレースとロッキーもめっちゃ良かったんだけど、グレースとストラットも良かった周囲が男女の関係を想像していたが、実際には全く何もなくとにかく科学と未来のために奔走していた二人、というのが
ストラット、情に流されず未来のために徹底しており、非人道的な選択をとることさえ厭わない、そのために地獄に落ちることもすでに理解しているというキャラ造形が好きなんだけど、あまりに徹底しているが故に差別的にすら映る場面ではグレースがそれをちゃんと指摘しているのも作者のバランス感覚が良い
科学者たちのキャラクターや地球での右往左往も面白かったんだけど、一番印象に残っているのは南極の氷を破壊するシーン 気候学者がその爆破スイッチを押すあの苦しさと悲しさ
そして、兎にも角にもロッキー ロッキーとのやりとり全部良かった遭遇から交流を深めていく過程、二人の協力、全部ワクワクしたロッキーの喋り方の効果もあって愛おしい存在
上巻はロッキーとグレースが大好きになったおかげでワクワクだけで走り切れたんだけど、下巻はその二人が希望と絶望の交互浴にさらされており、もしかしたら酷いことになるかも、と構えてしまってちょっと読むのがきつかった それ以上に面白かったのでグイグイ読み進めてしまったけどラスト五分の1くらいのところでキセノナイト貫通タウメーバが出てきたとこの絶望やばかった
ラストの落とし所も好き、アンディ・ウィアーは知識と世界を次世代に継承することの重要さを意識しているんだろうし、パートナーも自らが養育する子供もいない成人(つまり恋愛や家族が動機ではない)が主人公なのもgood
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プロジェクト・ヘイル・メアリーのネタバレ
そして、兎にも角にもロッキー ロッキーとのやりとり全部良かった
遭遇から交流を深めていく過程、二人の協力、全部ワクワクした
ロッキーの喋り方の効果もあって愛おしい存在