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ルー・バーニー『7月のダークライド』

ルー・バーニーって〇月の〇〇になる法則でもできました???? なんだ、この邦題……。
自分がミステリーを読んだのはかなり久々な気がします。『復讐殺人』以来な気がする。合ってるかな……。いや、ジェフリー・ディーヴァー以来かな!? ひと月ぐらい空いてる気がします。
ハーパーBOOKSのこの手の本は大体ハッピーエンドではないという認識なんですけども。これもご多分にもれずという感じでした。レーベルからのメタ推理。
ストーリーはあらすじ通り、虐待が疑われる姉弟を助けようとしたら陰謀に関わってしまうお話です。初っ端から疑いのある姉弟が出てきてテンポが良いです。あと主人公の「とにかくこの事件だけは解決させたい」という西部劇のヒーローのような価値観がよかったです。
この手の「トラブルを解決したい!」ミステリー作品、なんだかんだで相手キャラのインフレが起きがちというか「やばい組織」と戦う芯の強いヒーローのお話が多いのだけど…… この主人公はそんな中でも平凡というか非力というか、とにかく「摩擦のない」人間のお話で面白かったです。

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