『無謀な瞬間』(1949、マックス・オフュルス)
サムネがカッコよくて、見始めたら止まらなくなって最後まで視聴。もの凄くおもしろかった。
監督Max Opulsとクレジットに出て、誰それ?と調べたらオフュルスのアメリカ時代の作品だった。
LA郊外の海辺のボートハウス付きの家に住む家庭の女性(ジョーン・ベネット)が、娘が付き合っているいかがわし人物との関係を経とうとする。その夜娘と男が揉めた後、転落死したのを娘が殺害したと誤認した母親が死体を海に沈める。死体が発見され新聞沙汰になったところで、見知らぬ男がやってきて、娘の死んだ男への手紙を持っている、新聞に売られたくなかったら買い取れと恐喝が始まる。というお話。
脅迫者であるはずのジェームス・メイスンがなにか変で、途中から脅している相手である女に惚れてしまい、半分助けるような態度を取り始めるのがかえって怖くなってくる。
長回しで人物を追っていくカメラワークが良くて、怖いけど魅惑的な犯罪映画でした。