『虐殺の街』(1950、ウィリアム・ディターレ)
競馬のノミ屋をやっていた主人公とその仲間が警察に摘発された後食い繋ぐためにバーであった軍人をポーカーに誘って大金を巻き上げる。数日後の新聞でその男が自殺したことを知る。取り調べを受ける中で、仲間が一人何者かに殺される。加害者が急に命を狙われる側になり姿の見えない犯人に怯えるというサスペンスもの。面白い。
ディターレ監督は最近見た数本の作品が良くて(『ラブ・レター』('45)とか)メランコリックな雰囲気の人物を繊細に表現するし、モノクロ映像の表現が綺麗だし気に入っている。
興味深いのが、何作か同監督のを見たところ戦場から帰還した元兵士のトラウマがやんわりとストーリーに関わってくるところで、ディターレのこだわりポイントだったのかもと思っている。
あと、チャールトン・ヘストンの商業映画デビュー作&主演だそうで、高身長でガッチリしててスター性が出てますね。
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チャールトン・ヘストンのデビュー作という記述と41年の”Peer Gynt”がデビュー作という記述があってどういうことと思って、wikipediaをよく読んだら、17歳の時に学生映画で主演したのが"Peer Gynt"で商業映画デビューが『虐殺の街』だったらしい。
で、まさかねと思いつつ検索したらYouTubeにその自主映画が全編上がっていたのは流石にびっくりした。見ないけど。
QT: https://fedibird.com/@orangegreenblue/112857974937083925 [参照]