県立猫高校歌
春風渡る ふるさとの
緑の山よ 興味ない
若人集う学び舎に
バッタを食べて変な顔
おお ねこ
誇りと毛玉
あふるる希望 もう眠い
さっき寝たから眠くない
例のおもちゃをすぐに振れ
やっぱり眠いからいいです
お前の脛で爪を研ぐ
おお 人類
我らが友よ
ごはんを出して あっち行け
山本巧次『急行霧島 それぞれの昭和』(ハヤカワ文庫JA)、5/26読了。昭和三六年、鹿児島から東京に向かう長距離急行霧島の車内でのさまざまな人間ドラマを描くハートウォーミングな鉄道ミステリー小説。読後に登場人物たちのその後の幸福を祈りたい気持ちに。
田中啓文『誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼』(講談社文庫)、5/26読了。大坂夏の陣で亡くなったはずの豊臣秀頼が蛇身となって生きていた。ぶっ飛んだ設定の時代小説ミステリーだが、手練れの著者の筆力で違和感なく楽しめる。主人公はやはり巨体だった。
ヨシビロコウ『警視庁魔獣対策室 狼刑事と目覚めの賢者』(角川文庫)、5/25読了。角川文庫キャラクター小説優秀賞受賞作品。魔法ファンタジーと警察小説をミックスしたバディもの。テンポよく物語が進んでいく。ぜひシリーズ化してほしい。
白川紺子『嘘つきなレディ 五月祭の求婚』(集英社文庫)、5/25読了。著者のデビュー作の新装版。ロンドンの街頭で花売りをしていた少女・メアリ。彼女が実は伯爵家の誘拐された娘だということがわかって・・・。デビュー作とは思えない完成度の高い物語。
坂井希久子『蓮の露 花暦居酒屋ぜんや』(ハルキ時代小説文庫)、5/23読了。シリーズ第四弾。前巻から続いている毒酒騒動が決着をみる本巻。だまされて毒酒を常連客に出そうとしてしまったお花にさらに厳しい試練が。
佐々木禎子『秘めた想いの桜飯 はるの味だより』(ハルキ時代小説文庫)、5/22読了。店の存亡の危機に直面した一膳飯屋「なずな」。はるの真心がこもった料理は店を救うことができるのか。はるの恋の行方は。生き別れた兄との再会は。内容盛りだくさんな完結巻。
石川宏千花『化け之島初恋さがし三つ巴 2』(講談社)、5/22読了。父の海外赴任により母の故郷・化け之島で暮らすことになった淡島三津。そこは人間と妖怪と神さまが共存する特殊な場所。三津にとってつらいことが続く本巻。次巻ではどのような展開が。
内藤了『LIVE 警察庁特捜地域潜入班 成瀬清花』(角川ホラー文庫)、5/20読了。シリーズ第二弾。班の特殊な任務にも慣れつつある清花のもとに青森での出勤要請が。旧家で起きた火災現場で発見された花嫁人形の謎と焼死した旧家当主の男性の関係は。
寺地はるな『彼女が天使でなくなる日』(ハルキ文庫)、5/19読了。九州北部の小さな島で託児所を併設した民宿を営む千尋。島にある「母子岩」は子どもについての願い事を叶えてくれるとされるが。千尋や宿泊客たちの心の機微がていねいに描かれた小説。
青山美智子・朱野帰子・一穂ミチ・奥田亜希子・西條奈加『ほろよい読書 おかわり』(双葉文庫)、5/19読了。五人の作家が「お酒」をテーマに描いた競作短篇小説集。アンソロジー作品は新しいお気に入りの作家を見つけられるところがいい。
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上の写真は1月に読んだ紙書籍です。
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お菓子は和菓子、洋菓子、中華菓子、エスニック菓子、なんでも好きです。
本は読後感がいい物語が好きです。
小川未明と新美南吉が読書の原体験です。
義務論/生命倫理/動物倫理
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