工場で働くって事前情報からブラック企業系描写あったらどうしよ〜笑とか思ってたらノルマ制、MVP貼り出し、朝の朝礼とかの企業嫌なあるある描写がドカドカ出てきたり、街で溢れたおもちゃがゾンビ映画のごとく明確にホラー文脈のシーンがあったり最後に大スペクタクルなチェイスがあったり、色々前2作と比べて異質だな〜と感じる演出が多かったけど、その根底にあるものは寂しさで…って話の流れや、それをすみっコたちが掬いあげてくれる優しい結末が変わらなくて、そこが本当に沁みたんですわね
役に立たなくても古くなっても一緒にいていいの?って工場への答えがしろくまが子どもの頃からずっと大切にして補修し続けて原型もあまりなくなったつぎはぎだらけのぬいぐるみなわけで
すみっコたちの設定がそもそもハズレ者だったり有象無象として切り捨てられるもの(ざっそうとかほこりとかモロ)だったりして、そういう子たちが一緒にいるよって寄り添って、edの中で映画館として生まれ変わった工場を描いて、最後にあなたのそばにも新たな道を歩み出した工場がいるかもね?ってこっちに目配せして終わる
どこを向いて作ってるか明確な作品でそこも高評価ですわ