「同棲」、二十世紀のあたまくらいは単に「同居すること」の意味で夫婦でも「同棲」、鼠と人間も「同棲」って言ってたんだけど、1930 年代くらいから、特に結婚の届け出をしていない二人が同居することをそう呼ぶようになったっぽい?
 日本国語大辞典の見解としてはその初期の用例は石川達三「結婚の生態」(1938)の「同棲ならしてもいいが結婚はいやだ」あたりのようです。文字でこれだから、口ではもっと前からそんなイメージが生じていたのでしょう。どうやってそうなったのかな。

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石川達三は日本文学史的にいっても過剰なトレンドウォッチャーで、戦後も「金環蝕」や「青春の蹉跌」など流行語を作ったので、もしかしたら早いんでないかと。

国会図書館デジタルコレクションにある『言海』の改版ごとの用例を見るとかで、もしかしたらわかるかも……

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