ーー近年、創作界における「ボーイズラブ」や「百合」と呼ばれる作品が、ストーリー面で現実のセクシュアリティの多様性と当事者における葛藤を取り込む動きが見られます。私は、これは娯楽作品が非当事者によるフェティシズムを越えて様々なセクシュアリティを持つ人々の連帯へとつながることを期待しています。
一方でエンタメ作品が現実における社会問題を取り扱うことには、その当事者が置かれた社会的問題構造自体を娯楽として消費しかねない危うさも常に感じています。
そこで問われるものこそ、「志」に他なりません。
「『零合』創刊に寄せて」逢坂冬馬
百合総合文芸誌「零合」創刊号を読み始めたら、逢坂さんが巻頭言的な文章で問題提起されていた。
デモで逮捕される話。僕はあまり運動の経験はないけど、ヘイトスピーチカウンターでやたら逮捕者が出た時にそのへんにいたので、ちょっと思っていること。
日本の場合、警察がデモ参加者を逮捕するのは、組織的背景がないかどうか情報をとる、運動にプレッシャーをかけるための見せしめ、特定の個人に活動をやめさせる、他の党派からも逮捕したのでバランスをとる、など様々な目的があるが、たいていの場合、誰を逮捕するかは事前に決まっている。なので、その日初めてデモに参加するという人が逮捕されるリスクはあまりない(稀に逮捕予定人数だけが決まっているケースがあるので、その時は巻き添えを食らう可能性はある)。
そもそもでも警備などに来る機動隊は一般の警察官とは全く違った命令の元に動いているので、目の前で違法行為があっても命令がない限り現行犯逮捕などはしない。完全に安全ではないけど、そこは考えておいてもいい。
でも、これは逆に言うと、逮捕すると決められている人は、どんなに大人しくしていても逮捕されるということでもある。
仮に現場で何もなくても、警察は私生活や仕事のことまで洗い出し、何年も遡ってグレーゾーンにある
「多様性を押し付けることは逆に多様性ではない」
「LGBTという言葉はないほうがいい」
「みんなマイノリティ」
「差別と言うほうが差別」
「気にしなければ…」
「分断を招く」
「声高に主張せず…」
「人権vs人権」
反 #多様性 ・反 #LGBT で使われやすいレトリックを整理しました👇
https://cinemandrake.com/anti-diversity-lgbt-rhetoric