切り捨てて、切り捨てて、切り捨てて。
それでも切り捨てられず残ったもんが、そいつの本質ってやつだよ。
飯を食って美味いと思う、暖かい寝床で安心する。
まあ、大体そんなもんなんだよ。
ご大層な理屈は余裕のあるやつに任せときな。
飯の美味さだけ覚えときな。
案外それだけで生きていける。
思い煩うくらいなら、余計なことは全部忘れてしまいな。
ここまでやると、越えるべき父親のメタファーって感じがするな。
となると実の父親との対比が欲しい。
「村を出た」ではなく、「獣に襲われた時に父親に逃がされた」の方が良いか。
「私には二人の父がいる。
自分を生かした父と、生きる術を教えてくれた父だ」
で終わりそうね。