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湖沼めぐり(20)

リムノタラッサ(limnothalassa)
ギリシャ語でlimneは「湖」、thalassaは「海」のことです。リムノタラッサとは「湖海」、つまり内湾や潟湖(ラグーン)を指します。ギリシャの哲人・アリストテレスがそう表記したとのこと。アリストテレスはエーゲ海のレスボス島に滞在していたとき、カロニ湾でさまざまな生物を観察しました。ウニもその一つで、ウニの口器(歯に相当する部分)を「アリストテレスの提灯」と呼ぶことはよく知られています。このカロニ湾での経験から「生物学」を考え出したのだと、「アリストテレス、生物学の創造」の著者は膨大な資料をもとに考察します。原書のタイトルは「THE LAGOON, How Aristortle invented biology ?」。生物学誕生の舞台はカロニ湾というラグーンだったというわけです。
オホーツク地域にはリムノタラッサが多く存在します。そこを舞台にして、どんな学問が創造されるのか、新しい「知」の発掘を期待したいものです。(Sato.H)

昨日のTLは筆記具が多くて遡るのが楽しい🥳
万年筆じゃないけどカキモリのローラーボールペンに色彩雫の深海入れて、勉強やメモ書きでガシガシ使ってます🖊️

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