マヴェハン
デートっぽいことしよう!の基準がバブリーなマヴェはマスタングで離島に一個しかないコテージ予約してハングを連れて行き、(無自覚に野生味を溢れ出させつつ)スパダリの雰囲気を醸しながら酒と作り置きしてもらってたおしゃれ飯食べて海と星を見ながらイチャイチャしようとしていたのに、異様に適応能力の高いハングが「すげぇ綺麗な海!」と叫んだと思ったら、イソイソとラッシュガードに着替えて海に飛び込んでしまい、野生のイルカに気に入られて泳ぎ始め、イルカの背びれに捕まったり(野生のイルカに触ってはいけません)、鼻先で突き上げてもらったりいちゃつきながらクルクル絡んで泳いだりするので、全然面白くないマヴ。完全に拗ねてしまい、帰りは操縦させてもいいという約束も撤回されそうな勢い。イルカに恋人を取られて拗ねる五十代vsイルカに本気で嫉妬する年上の恋人にキュン死しそうな三十代。
多分、その日の夜は夜空を見上げながらテラスでわからセセセで延々と泣かされるし、泣かされてる年下は満更でもなくて、翌朝は年下が年上に「拗ねちゃったご機嫌直りました?」って微笑んで顔覗き込んでくるスパダリかますんじゃないかな…(何の話だよ