PeerTubeは、YouTubeのような巨大な動画サイトとは異なり、小さな動画サービスがお互いに連合して動画を共有する空間を作り上げるソフトウェアです。
みんなで共同利用するオープンサービスを立ち上げることもできるので、テーマに特化した公開サービスを立ち上げたりしても面白いですし、
自分のコンテンツのための小さなPeerTubeサーバを立てて、それをみんなにみてもらえるようにすることもできます。
PeerTubeにアカウントを作ると、チャンネルを作って動画を投稿したり、世界中のPeerTubeの動画をみたり、検索したり、投稿者をフォローしたり、プレイリストを作って共有したりできるようになります。
投稿を行わず、動画中心のライフスタイルでなければ、わざわざアカウントを作らずとも、MastodonやMisskeyのアカウントからチャンネルをフォローするだけでもOKです。
動画は一度適切なフォーマットに変換してしまえば、あとは実質的にファイルをシェアするだけのサービスなので、普段は結構軽量なサービスです。
他人の動画を預からなければ無駄なリスクも負いませんし、ストレージ使用量も必要最小限です。
自分専用PeerTubeサーバの設置、お勧めです。
PeerTubeですが、国内にあまり有力な公開サーバがなかったので、3年前からFediMovieという小規模なサービスを運営しています。
PeerTubeを試してみたいという方はこちらをお試しください。
登録はFediverseの仲間であることを条件としているので、登録時に参加理由を記載するところにMastodonやMisskeyなどの連絡のとれるアカウントを記載してください。問題無ければ承認します。
ローカルなコミュニティとして運用したいので、日本語話者を中心に、設置趣旨に賛同し、場を維持していくことに配慮いただける方の参加をお願いします。
FediMovie
https://fedimovie.com/
趣味や個人的な活動を対象とする、エンターテインメント中心のコンテンツメインのサービスです。
FediMovie Social
https://social.fedimovie.com/
社会的な関心について扱う、真面目なコンテンツ中心のサービスです。
FediMovie Annex
https://annex.fedimovie.com/
本体では扱いづらい、センシティブなコンテンツを扱うための別館です。
なお、単独設置したPeerTubeサーバは、リンクや検索以外で発見してもらうことは難しいのですが、
ハブになるサーバからサーバ自体をフォローすることで、まるでそのハブサーバに投稿したかのように集約することができます。
ハブサーバのローカルタイムライン的な共有空間に、おひとりPeerTubeから参加できるということです。
たとえばFediMovieから皆さんの個人PeerTubeサーバをフォローすれば、まるでFediMovieの新着動画のように、交じって表示されるようになるのです。
MastodonやMisskeyの場合、ローカルコミュニティへ参加しようとすると、それぞれのサーバにアカウントを作らざるを得なくなりがちです。それに比べると、非常に良くできた仕組みではないかと思います。