フォロー

PawooのようなWebサービスは、利用者や他のサーバから、ドメイン名を頼りに実際のサーバにアクセスする仕組みになっています。

pawoo.net という名前を、203.137.162.95 というIPアドレスだよ、と教えてくれるサービスが『DNS(ドメインネームシステム)』です。

Webサービスでは一般に、ドメイン名とIPアドレスの両方が必要です。

そのため、ここを止められてしまうとサービス提供できなくなります。

つまり、つながらなくなります。

また、pawoo.net という名前のIPアドレスの正しい情報を提供しているのはこのDNSだよ、という名簿は『レジストリ』と呼ばれる組織が管理していて、その登録・更新を請け負っている組織が『レジストラ』です。

whois pawoo.net

とwhoisコマンドでその名簿を照会すると、沢山の項目の中から

Name Server: ns1.abuse-value-domain.com
Name Server: ns2.abuse-value-domain.com

という情報が得られます。ここで得られる情報が、そのドメインの正しい情報を提供するDNS『権威DNSサーバ』となります。

DNSはインターネットに分散配置されていて、権威DNSサーバ以外のDNSサーバは、権威DNSサーバから得た情報を一時的にストック(キャッシュ)しています。

今回のように止められてしまった場合でも、情報の反映に時間差があるので、外形的には見える人と見えない人がでてきたりします。

でも、次第にすべてのDNSに行き渡り、誰も見えなくなります。

現在指定されている権威DNSサーバは、pawoo.netの情報を存在しないものとして返答する、不正利用ドメイン(abuse)のためのダミーのDNSサーバです。

今回この強硬な措置を行っているのが『レジストラ』です。

Pawooの運営は、停止措置の原因を取り除き、本来の権威DNSサーバに戻してもらう(制限を解除してもらう)必要があります。

既にいくつかの方法でPawooへは連絡を入れてありますので対応されると思いますが、解消には少し時間がかかるかもしれません。

解除されないということはないと思いますが、2022年9月に続いて2回目で、運営会社も変わっていますので、スムースに解決する保証はありません。

まあ何にせよ利用者としては待つしかないのですが。

児童ポルノ系のスパムが原因の可能性も高いので、通報しておくと助けになるかもしれません。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。