Mastodonにおいて、未収載(Unlisted)は公開の一種です。これは覚えておいてください。
- 公開タイムラインには流れない(ローカル、連合、ハッシュタグ、Fedibirdのドメインタイムラインなど)
- フォロワーのホームやリストに流れる
- 誰でも投稿のアドレスをみれば表示することができる
- 投稿者のアカウントの投稿一覧リストされて誰でもみられる
- ブーストされれば、そのブーストの公開範囲に配送される(広く拡散される)
- 引用や参照の対象として見られる
- 購読の対象にならない
Mastodonの公開範囲は、ActivityPubの宛先の表現で、
ToにPublicが指定されていれば『公開』、
ToがPublicではなくCcにPublicが指定されていれば『未収載』、
Toに自分のフォロワーコレクションを示す表現が指定されていれば『フォロワー限定』、
Toに宛先だけ指定されていれば『ダイレクト』、
ダイレクトのうち、直接宛先のInboxに届いたかToやCcに宛先が指定されている場合で、その宛先がメンションされていない場合は『サークル(Limited)』、
という解釈をします。
CcがPublicなときに特別扱いするっていうのは、いかにも特殊な扱いですよね。
いろいろ制限があることに注意を呼びかけましたが、
とはいえ、この未収載の『配慮』はかなり効果があるので、未収載も上手に使ってください。
繰り返します。
まず、所属サーバのローカルタイムラインに出ません。
連合タイムラインにも出ません。
ハッシュタグタイムラインに出ません。(Misskeyでは出ます)
Fedibirdの購読の対象になりません(フォローされていない場合)。
Botの挙動で、未収載投稿を対象にしないよう制限(自主規制)しているケースが多々あります。
Botの投稿を未収載以下に限定している独自ルールのサーバもあります。
また、これらの性質を踏まえて、モデレーションでサイレンス指定されたアカウントは、公開投稿を未収載に強制変更されます。
ローカルタイムラインに表示されない意味は大きく、未収載にするだけで住み分けができます。
ハッシュタグタイムラインに出ない性質を利用して、個人的にハッシュタグを使いたい場合に使ったり(自分の未収載投稿をハッシュタグで絞り込んで見せることも可能です)、ハッシュタグに言及するケースで、ハッシュタグそのものの趣旨と異なる場合に邪魔せずに済んで便利だったり、
目立たないので、むやみに他人の気に障って絡まれたりちょっかいをだされたりしにくくなります。
Public指定していないものを公開扱いしていたらセキュリティインシデントと考えて良いのですが、
自らPublicに指定してはいるので、
公開扱いされて文句を言える筋合いではない、ということはおわかりかと思います。
CcにPublicと書くとToより控え目に扱うという『配慮』の範囲で、しかもMastodon独自仕様です。
ちょっとだけ目立たなければOK、という内容は未収載で良いとして、
限られた範囲に届けたいという場合はフォロワー限定を使うようにしてください。