Mastodon v3.5.0を導入したサーバの方へ
投稿の言語関連で、若干の混乱が起きています。バグ含みなのでいずれ解決するかと思いますが、見直しておいた方がよさそうな点をまとめておきます。
まず、Mastodonには投稿に言語の属性があります。
これまでは、投稿内容から使用している文字種などをみて自動判定していましたが、誤判定も多いため、v3.5.0から廃止されました。
投稿の言語はユーザー設定の『投稿する言語』が適用されます。
自動判定だった人は、今回から『UIの表示言語』になっています。
UIの表示言語もユーザー設定にあります。英語表示が好みで英語にしていると、投稿言語まで英語になってしまうので気をつけて下さい。
できれば、自分で『UIの表示言語』を明示的に日本語にしておいた方が良いと思います。
それともうひとつ。その下に言語フィルタがあります。
ここは日本語だけにしておきたいところですが、言語設定の誤って英語や中国語、ロシア語になっている投稿がフィルターされてしまったりします。
あれ、最近みえてない投稿があるぞ? と思ったら、ここを解除してみてください。
それから、管理者の方へ。
サーバのデフォルト言語を環境変数、.env.production に設定できるのですが、ここが未設定で、英語になっていることが多々あります。
自分のサーバの /api/v1/instance をみてください。Fedibirdはちょっと賑やかですが、こんな感じです。
https://fedibird.com/api/v1/instance
Mastodonは、なにも情報がない場合はenにフォールバックします。ここを日本語にしておくと、日本語にフォールバックするようになります。
日本向けにサーバ運用しているのであれば、日本語にしておいた方がいいと思います。
設定はこうです。
DEFAULT_LOCALE=ja
で、今回どうも不具合で、クライアントアプリからの投稿が英語になってしまう現象が起きているようです。
投稿ごとにAPIに言語指定できるようになったのですが、これがない場合のフォールバックが、ユーザーの指定した言語ではなく、Mastodonサーバの言語になっているものと思われます。
たぶん仕様ではなくバグだと思います。
(おまけ添付画像:投稿の言語はここでみます)