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Mastodon v3.5.0 rc1が出ております。

rc1というのは、リリース候補(Release Candidate)の1つ目ということで、正式なリリースではなくプレリリースです。

リリース候補は問題点の最終点検工程で、実際に広く使ってもらって発見されていなかった問題を洗い出します。

個人サーバなどではガンガン適用していきますが、安定志向のサーバでは正式リリースまで適用されないのが普通です。

なお、前回のメジャーリリースは、v3.4.0およびv3.4.1で、2021年3月17日、2021年6月3日ということで、まあ実質1年ぶりのアップデートになります。

変更点が多数あり、書き直されている部分もあるため、独自の変更を入れているサーバはなかなか適用が大変です。

Elasticsearchが7以降になってたり、DockerのPostgreSQLが14になってるのでご注意を。

Fedibirdは途中まで開発中のバージョンに追従していますが、ここしばらくは独自コードの開発・メンテナンス優先でマージしていない部分が多々ありますので、ぼちぼちやっていきます。

なお、今回の変更点は多数ありますが、先に言語自動判定の削除、Keybaseインテグレーションの削除についてだけ触れておきます。

言語自動判定ですが、Mastodonでは個々の投稿に言語が設定されており、cld3というコンポーネントが、使用している文字を元に判定を行っていました。

ただ、短い文字列で漢字ばかりだと中国語判定されたり、顔文字などキリル文字を含んでいてロシア語に判定されるなど、誤判定も多かったため、悩みの種でした。

今回、cld3は削除され、投稿はデフォルトでユーザーインターフェース言語に変更になります。

表示だけ英語にするなどの使い方をしている場合は、投稿する言語を別途指定できるので、そちらを日本語にするようにしてください。

また、投稿のAPIで言語指定ができるので、クライアントなどではそこで個別に変更できます。

あとKeybaseインテグレーションですが、KeybaseがMastodonサーバの登録受け付けをやめて長く、連携がとれていないため、削除されることとなりました。この機能を使わずともKeybaseで認証は可能なので、そちらで対応するようにしてください。

昔某配信サイトの配信ツールで人柱してたのでw

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