今回のMastodon v3.4.6ですが、バックポートリリースと呼ばれるものです。
これは、開発中のコードが直接反映されたものではありません。
開発中のコードは、もういろんな機能がたくさん増えていて、内部構造もだいぶ変更されています。この開発成果は、次のメジャーバージョン(v3.5.0になるでしょう)に反映されます。
今回のリリースは、v3.3.0とv3.4.1(〜v3.4.5)に対する、必要最小限の変更だけを反映したものです。
ちなみに改造勢は、一度v3.4.1に戻って(あとで出る)v3.5.0への変更を反映しないと、コンフリクトだらけになります。
まぁバックポートリリースは無視して、mainブランチを追従しておけばOKですがw
Mastodon v3.2.0からの流れは、ざっとこういう風になっています。
mainというのが、文字通りメインです。
開発成果はここに積み上がっていき、特定のタイミングでバージョン番号を付与して(タグを切って)リリースされます。
stable-x.xというのは安定版が枝分かれしたもので、mainとは切り離して管理され、そこからリリースされることがあります。
これは、まだ最新版をリリースできるタイミングではない時に、とはいえこの修正適用したバージョン出さないとマズいな、という場合に、必要なものをmainから逆輸入(バックポート)するために作られる枝(ブランチ)です。
枝分かれしたものからmainの新しいバージョンに対しては、連続性がないので、直接アップデートできません。
何も改造してないのであれば、単にmainブランチに切り替えてしまえばいいのですが、
ここに自分なりの修正を加えていた場合は、それを元のブランチに移植する必要がでてきます。
mainとstable-x.xを別々に管理し、両方に同じ修正を適用しておくのが吉です。