あと、草の根BBSで個人的に経験したことも記載しておきます。
KTBBSと、mmmという、どちらもよく使われたシステムがあるんですが、対照的なところがあって、
KTBBSは、いわゆるLTLのように同じ場所に無限に書き込んで、レスじゃなくてエアリプで会話していました。
掲示板なんで、マイクロブログみたいに短い投稿だけでなく、長いメッセージもありましたが、とにかくなんでも一緒に流していくスタイルです。
ちょっと前の人の感覚だと2chですね。
mmmは、しっかりジャンル・目的毎に階層分けされていて、話題によって書く場所を綺麗にわけていました。それぞれに管理者・モデレーターを置いたりしてね。
レスポンスツリー(どこに返信を付けるかを意識)も綺麗に構築するタイプでした。
まぁ、なんでも書き込むところもあったりしましたがw
このへんはネットニュースの流れです。
だいたい、KTBBSの方が熱気があって流行りました。mmmの方が落ち着いて話せるんですが、ちょっとかしこまるんですね。
私はmmm系のMASHでしたが、良いと思ったけど、うまくいかないなぁという経験をしました。
ツリー型の情報管理ツールと、階層のないPukiwikiが、という話もありますが、語らなくても想像できると思いますので省略します。
そういう諸々の経験から、仕組み作り込んでメリット考えても空回りするときはするし、
人々が自発的に楽しみながら使えて、それが何かを生み出すところにフォーカスして、それに従った仕組みを作った方がいいんだなということを学びました。
ディレクトリ型インデックスより、クロール型のgoogleの方が優れた助けになったということもあります。
多様性とノイズの中で、混沌の中で、価値が生まれるというワケです。
綺麗に正規化した構造もまた大事なんですが、これは人間が直接触るんじゃなくて、裏方で使うと活きてくるという知見も得ました。