この本、ニコニコ共栄圏のくだりは正直「?」なところもあったけど、1940年から終戦までの間、今も一部のネット民にサヨクメディア扱いされているものもふくめた媒体や出版社、広告会社、コンテンツ制作者、アーティストなどが一丸となって表現活動を献納し(当然それに反した少数派もいたが)、「戦時下にあるべき国民の姿」を示し、翼賛体制礼賛や戦争賛美、さらには国民間の相互監視を促したこと、それがある程度の成功を収めたこと、何よりそれらに加担した人々や企業の多くが戦後も各業界で影響力を持ち続けていたことが豊富な資料とともに示されている。
『大政翼賛会のメディアミックス:「翼賛一家」と参加するファシズム』
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最近の色々な流れと照らし合わせると猛烈に嫌な予感がしているので久々に『大政翼賛会のメディアミックス』を開いている。
1940年に日本共産党以外の左派政党もふくめたすべての政党が「自発的に」合流して発足した大政翼賛会の宣伝局が、新日本漫画協会とタッグを組んで参加型コンテンツで国民を動員したくだりは何度読んでも背筋が凍ってくる。しかも当時はAIをふくめた情報技術などなかった時代。
マジで『一線を超えた』を通り越してると思うんだけど、「有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦・厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくりを目標」って、こんな「目標」を堂々と公式に発表することが『許される』状況なの既に? って愕然とした。マジで怖い。本当に怖い。“戦争できるように国家が市民をコントロールします” じゃん。誇張じゃなくやばい。「反戦・厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくり」、これを、目標! 何そのトレンド?????? 戦争したくない、戦争はやめよう、そういう気持ちを私たちから「払拭」する「トレンドづくり」!!!! やばすぎる。最低最悪の政権。これが“戦争やりたくて仕方ない”、以外の何?
私は戦争反対だよ。多くの人はそうだと思う。何が楽しくて戦争しなきゃいけないんだ。でも防衛省が、国家規模で金突っ込んで研究して世論工作してきたらどう?「みんな戦争には反対するに決まってる」なんて断言できない。私だってできない。言論をコントロールするってそういうことでしょ。だから怖い。だから今、潰さないといけない。みんな✉️かFAX送ろ………………
さらっと済ませるなよ共同通信。これ大変なことではないのか。
防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導 | 共同通信
「『核禁条約締約国会議開催を歓迎』
国連総会が決議案採択、加盟国6割賛成・日本は反対」(しんぶん赤旗12/9)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-12-09/2022120907_01_0.html
「おや?反対?日本は核廃絶決議案を提出したはずでは?」と思った方もいるかもしれない。それも間違ってはいない。別の決議案も採択されたからだ。
「日本の核廃絶決議、国連で採択 禁止条約に初言及」(日本経済新聞12/8)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07E2A0X01C22A2000000/
以下、2つのことを指摘しておきたい。
ひとつは「国内向けには核廃絶に取り組むポーズを見せながら国際的にはその動きを妨害する日本政府の二枚舌」である。核廃絶を「ライフワーク」と称する岸田首相のもとでその酷さが際立っている。
もうひとつは、前者について伝えないマスコミである。検索しても出てくるのは赤旗ぐらいで、検索結果に並ぶ他のニュースは後者を伝えるものばかり。選択的な報道によって前者の問題を「隠蔽」しているのである。
毎年繰り返される光景だが、まずはこの「日本政府の二枚舌」が多くの人に知られるよう願う。
名古屋入管で亡くなったウィシュマ・サンダマリさん。生きていれば、12月5日、私と同じ35歳を迎えたはずでした。写真は妹さんが、ウィシュマさんの好きだった赤色のリボンで作ったお花。お誕生日にお供えしたそう。改めて、この事件について冒頭でお伝えしました▶https://youtu.be/ynBNMGoDvvM
反差別等について終わりなき勉強中。トランス差別に反対します。フォローはしない方針。21年4月から肉・魚やめた。乳・卵も極力避けてる。オタ話もするよ。