大好きな映画『悲しみのミルク』のマガリ・ソリエルが出ている!とウキウキで観に行ったんですがわたしは好きじゃなかったです。
冒頭からまず「母親」のラファエラを「めちゃくちゃセクシーだから自分の母親じゃなかったら恋してた」みたいに言うのがかなり気持ち悪いし、「ラテン系」のラファエラ(ペルー)も「東欧系」のクリスティン(クロアチア)の描写もかなりステレオタイプな感じ。いやわかるんですよ、周囲の人間こそが様々なルーツを持つ個人がステレオタイプとして眼差してると言いたいのはわかるんだけど、やり方が上手くないと思う。クリスティンはポールとティトに対するマニック・ピクシー・ドリーム・ガールっぽくもある。なんていうか超絶MALEGAZEな映画だなって思ってしまった。