職場の忘年会だったのでMステ録画したものを見た。『SOLDIER LOVE』、あきらかに「軍隊」を意識した構成のうえにナチス式敬礼を振付に取り入れている。これで「愛を持って夢に向かって力強く進み続ける覚悟」を感じるのは無理です。

これが「悪の帝国」をテーマに掲げていたらどれだけよかっただろうね。それでも「神風」という言葉は使うべきではないが。

『フィーダシュタント』M2「ドイツの青年」のなかで、赤く染まった舞台の上でフレドリッヒを中心にマグナス、アベル、ハーゲン、ジャスパーの四人が黒い制服を着て直線的に回転していくところを思い出した。あれはハーケンクロイツを青年たちが体現していたわけだけれど、「そうと知らずに」踊らされている場面なんだよね。

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与えられたテーマにだけ従順で批判的思考がないことに問題はあると思う(とはいえ日本の教育がそれを育んで来なかったのも事実)ので「アーティストは悪くない」と言うつもりはないんだけど、かれらに「愛を持って夢に向かって力強く進み続ける覚悟がテーマです」とあの歌詞とコレオグラフィを渡した側にはかれらを利用しようとする意図があり、その構図は本当に最悪だと思う。

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